江戸凧

 

江戸凧職人の小野さんは3代目で生粋の江戸っ子。おじいさまの代は、なんと年間30万枚も凧を作っていたそうです。全て手作業で、今ではその数には到底及びませんが、それでも年間1万枚の凧を作っていらっしゃいます。
工房には骨組みになる初霜時に伐採した青竹が積まれており、全て手作業で細く裂いていきます。紙は二つに折ると大の男でも破ることができない、とても丈夫な国産手漉き和紙を贅沢に使い、絵柄は代々伝わる木版多色刷り。絵柄は非常に鮮やかで発色が良く、そしてなによりも斬新。当時の風俗を取り入れた洒落ごころある図案はまさに江戸凧という感じです。
小野さんは高級な工芸品では無く、あくまでも遊べる「玩具」として、実際に大空に揚げられる凧作りを信念としていらっしゃいます。

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